ある著作物に創作性を付加して創作した物が『二次的著作物』です。
しかし『創作性を付加して』ってところが、モヤっとしますよね。
いったいどういう行為が『創作性の付加』にあたるのでしょう。
今回は、その辺を調べて紹介したいと思います。
著作権法の『二次的著作物』のところに行為が書いてあった
著作権法の著作権の権利の中に二次的著作物に関するルールが書かれています。
しかし、著作権法は細かい権利がいっぱい書かれていて、超複雑で分けわからないんです。
何処の何の権利の事を言っているのか、私は誰なのか、わけわからなくなるんです。
ですので出来るだけざっくりな地図が欲しいと思いまして。
出来るだけざっくりな著作権の権利の構造図を作成してみました。
ざっくりにしてもこんなに大きい図になっちゃうんですけど。
一番右下のところにやっと出てきます。
ここにですね、二次的著作にあたる行為が記載されていまして、大きく2つ『翻案(ほんあん)等』と『映画化』。
この2つなのです。
なるほどと。
映画化ってズバリ書いてあるんだ~。
翻案(ほんあん)って何?
これですね。
映画化はすごくよくわかる、翻案の読み方と意味が分からない。
これをですね。
ちょっと調べていきたいと思います。
映画化以外の翻案(ほんあん)などっていうのは『翻訳・編曲・変形』という行為を指すようなのですが一個一個どういう行為なのかを紹介していきます。
二次的著作の行為、『翻案(ほんあん)』ってどういう事?その他ってどういう行為?
二次的著作にあたる行為『翻案(ほんあん)』って聞き馴れないし読めないしって感じなのですが。
いったいどういう行為の事をいうのでしょうか。
ざっくり紹介しますとこんな行為だそうです。
原作に脚色や変化を加える行為。
具体的にはこんな行為を指すそうです。
① 小説を舞台やドラマ映画用に脚本・台本に作り変える行為。
その他に値するのが
② プログラムのバージョンアップ
二次的著作の行為、『翻訳(ほんやく)』ってどういう行為?
次は『翻訳(ほんやく)』です。
これは何とかイメージ出来ますね。
言語を変えて書き換えるって感じでしょうか。
翻訳本って二次的著作物だったんですね~。
二次的著作の行為、『編曲』ってどういう行為?
編曲もあんまりなじみはないんですが、文字であらわすとこうなるそうです。
『既存の音楽に新たな創作性アレンジを加える行為』
なるほど、わかったような、わからないような・・・・。
広く一般的な『編曲』という概念があるんですけど、それではあまりにも広くなりすぎるので。
著作権法でいう『編曲』は「既存の音楽に新たな創作性アレンジを加える行為」っていう感じでちょっと囲ってみた、枠つくってみた、って感じになってるって事ですね。
二次的著作の行為、『変形』ってどういう行為?
さあ『変形』です。
これもですね~一般的に『変形』っていう概念で進んでいったら、もう何もかも変形だ!ってなっちゃいますから。
この世に全く同じものなんかないんですから、全部変形だ!
違法じゃない!って言われちゃいますから。
著作権法で言う『変形』はこういう事にしますよ~っていうのが決められているそうですのでそれを紹介します。
こんな感じになっています。
『絵画を彫刻に、写真を絵画にするなどの行為』
例題を出してざっくりで、何となくな行為になっています。
まとめ
本日の内容をまとめるとこうなります。
二次的著作という行為はどういう行為か?
① 二次的著作という行為は、映画化、翻案等(翻訳・編曲・変形)という行為を指す。
② 二次的著作の行為は『小説を舞台やドラマや映画用の脚本・台本にする、映画化する、プログラムのバージョンアップ、言語を変えて書き換える、音楽に創作性アレンジを加える、絵画を彫刻にする、写真を絵画にする』などの行為を言う。
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